これは、せろ吉が貴族だった頃。務めていた会社が傾いてしまい、
これ幸いと北海道に行ってしまった時の話なのだ。
2000年 6月 2日
北海道装備
広島市内の渋滞を避けるため朝7時に出発。フェリーを使って上陸するつもりなので、舞鶴を目指す。
あまり最初から飛ばすのも何だし、二日で行けば良いと思った。山道に入り、それなりに走っていると、日南湖付近で前を走る車が急にペースを落とすので、一瞬抜こうかと思ったが「ヤな予感がした」のでしばらく後ろを付いて行くと、ネズミ獲りをしていた。警○にせっかくの北海道行きを台無しにされてたまるか!
2000年 6月 3日
新日本海フェリー
今日は舞鶴から北海道行きのフェリーに乗るのだ。
出航が午後11時半と結構余裕があるので、丹後半島に寄ってみる事にした。鳥取市を過ぎて日本海沿いをのんびり走っていくと、やがて看板やらモニュメントやらが蟹一色になり丹後半島に近づいていることが判る。
経ヶ岬に着くと駐車場から岬の先端付近に灯台が見える。歩いて十五分位で行けるらしいが、オフブーツを履き換えるのが面倒くさいのと、天気が怪しいので、先を急ぐ事にする。今にも降りだしそうな天気の中、一路舞鶴を目指すが、後15キロという所で遂に雨が降り出した。雨宿り出来る所を見つけて、しばらくボーとしていたがあきらめて、合羽を着込み出発した。
舞鶴港に到着すると、船が見えた!「デカイ」遠くからでもそれと判る。あれが北海道に行く船に違いない。
2000年 6月 4日
船中宴会
結局フェリーに乗り込んだバイクは5台、シーズンオフなので少ないのだろう。同室となったスクーターのFさん、マグナさん、北海道の大学生さんと情報交換会をして過ごす。礼文島で二キロのアイナメが釣れるらしいとの事(本当か?)。せろ吉が持ってきた竿はオショロコマを釣るための渓流用で二キロの魚には耐えられそうもない。どうしよう!釣ってもないのにそんな心配ばかりする。暇なんで三回も風呂に入ったり、船内の映画を観て過ごした。船は順調に北海道を目指して行くのだった。
2000年 6月 5日
北海道に立〜つ
午前4時半上陸、小樽を抜けると左側に広がる海から朝日が昇ってくる。朝日を浴びながら感動していた。「本当に・・・ついに来た!」
朝の街を慎重に走って行く、それにしても気温8度とは結構寒い。本土の冬装備で丁度イイと聞いてたが、平均80キロで走るんだから更に寒い。合羽も着込む。それにしても平均80キロで走っていて、ガンガン抜かれるコイツら何キロ出してんだ。少なくとも100キロは出てるな(死人が多い訳だ)、後ろに張り付かれたら早めに道を開けることにするのだ。昼飯を食べに吉里吉里に行く。広島の仲間のIさんとS夫妻に吉里吉里ライダーズ名鑑を見てきて欲しいと言われてたのだ。Iさんは何と13年前、そしてコメントには「せろ吉、さきに来たで」と書いてあった。吉里吉里の前で写真を撮って貰い、せろ吉もライダーズ名鑑に仲間入りを果たした。コメントは「やっと来たで、Iさん!」本当に北海道に来れたことを実感し、噛みしめた。吉里吉里で「今日の宿泊地」を訪ねられたので、天塩の鏡沼キャンプ場に天幕張ると告げると、冷凍してあるカレイを頂いた。時期的によく釣れるそうだ、お礼を言って吉里吉里をあとにする。とりあえず鏡沼キャンプ場に行ってみる。誰もいない?鏡沼キャンプ場にはライダーハウスもあり、そっち方には二人いる、フェリーで一緒だったFさんがいた。(鏡沼キャンプ場の情報はFさんなので)、ライダーハウスの方に泊まることにした。夜になって雨が降り始める。ライダーハウスにして正解だったみたいだ。
2000年 6月 6日
早くもダメ人間か!
昨夜からの雨がまだ止まないし、遠くで雷も鳴っている。
今日1日ライダーハウスでゴロゴロすることに決定。昼からAコープで2枚300円のホッケを焼いて宴会。酒飲んでダラダラ寝たり起きたり、1日が過ぎていった。
2000年 6月 7日
ライダーの聖地 999号 |
天気は曇りで風も強い上にかなり寒いが、先に進むことにする。
天塩から県道に入り海岸沿いを走っていく、海側から風速10メートルの風が吹き付ける。乗りにくいし寒いし、時折雨も混じり辛い。今回の旅で一番キツかった。正午過ぎ宗谷岬に到着、エンジン音で聞こえないだろうと思って、雄叫びをあげた。「よっしゃ着いたで〜、うぃ〜」周りの人が皆こっちを見て笑ってる。声が大きすぎたようだ。何はともあれ「ライダーの聖地」に到着、俺も遂に最北端到達ライダーになってしまった。
稚内に戻り礼文行きの最終便に乗船した。今日からの宿は桃岩荘ユースだ、桃岩に予約の電話を入れたときに聞かれた。「桃岩初めての方ですか・・・ご存じですよね!」。礼文島香深港到着、送迎用の青いワンボックスが停まってた、旗降ってる。間違いなく奴らだ!青い車はスリーナイン号というそうだ(青いから?)。バイクはせろ吉だけなので、スリーナイン号の後ろに付いて行く。一路桃岩へ、途中峠頂部のタイムトンネルで「知性、教養、羞恥心」を置いていくように言われた。タイムトンネルを過ぎると時間が三十分進むのだ桃岩には時差がある。桃岩初心者なんで最前列でミーテイングに参加することになる。ヘルパーさんの持ちネタや何故かミニコントを交えた島内名所の説明の後、歌と踊りの時間となる。喉ガラガラになるまで歌う。床が抜けるんじゃなかろうかと思える位踊る踊る。ギターの弦バチバチ切れまくってるし、これほどまでとは桃岩恐るべし。実はNHKが取材に来ているのだ。桃岩初心者ということでNHKにマークされる。桃岩に染まっていくまでというストーリーを思い描いているんだろうか?道内だけの放映ということなのであまり気にせずお国言葉でインタビューにも答えてたが、どういう訳か知らないが、後に全国にも放映されてしまったらしい。ミーテイング後、花の島礼文島を歩いて縦断する「愛とロマンの8時間コース」の説明会に参加した。何故、愛とロマンなのか、8時間コースには幾つかの難所がある。そこで、
女性「私こんな所登れないわ」
男性「お嬢さんお手をどうぞ」
・・・愛が生まれるそうですと〜。はあ〜本当か〜?
2000年 6月 8日
猫岩 レブンウスユキソウ |
早朝、999号に乗り込み香深港のバスターミナルへ、路線バスに乗り替えて、8時間コースのスタート地点スコトン岬へ向かう。スコトン岬で記念写真を撮り、最北限牛乳を飲む。礼文島の花を眺めながらのんびり歩いた。最初の難関ゴロタ岬、これを突破すれば結構楽になるよと言われホッとする。日頃バイクばっかり乗ってるんでかなり体力が落ちている。澄海岬着、売店のおっちゃんが「おっ桃岩かあ〜」とうれしそうに話しかけてくる(私はスルーした)。宇遠内で何とNHKが待ちかまえていた。礼文林道の脇道からカメラ担いで歩いてきたのか凄い体力だ。NHKのカメラの用意を待ってから「はい、どうぞ」と歩き出した。先頭を歩いていたSさんがカメラの直前でレブンウスユキ草(エーデルワイス)を見つけて歓声をあげる(はあっ?)。後で「さっきの何だったの?ワザと?」と聞いてみたら「まじ!見つけた。」だそうだ。NHKのスタッフも「いい絵が撮れたなー」と言ってた。
桃岩荘が見えた、屋根の上に人影が!まだ遠いのだが雄叫びが聞こえてくる(ひぇ〜)。桃岩荘総出のお出迎えを受ける。此処までしてくれると感動ものだ。一行が到着するとまた踊り始めやがった。しばらくすると夕日の儀式をするんで玄関先に出てくれと言われる。外に出るとデッカイ太陽が今まさに海に沈もうとしている。何をするのかと思ってたら、吉田拓朗の落陽を歌い始めた。夕日が沈むまで歌い続けた。ソロソロ麻痺してきた。(楽しいゾ)
2000年 6月 9日
アツモリソウ
今日の天気は曇り。風強く今にも雨が降り出しそうだ。香深港へ礼文島を去る人の見送りに行き、一緒に踊った。フェリー乗り場での見送りの踊りは礼文では有名で、観光ガイドブックにも載っている。(一般観光客が物珍しそうに見ている。)
今日はバイクで島内を走る。まずスコトン岬へ行き、最北限からの絵はがきを出してみた。スコトンからの折り返し途中でSさんがレンタバイクで走ってたので合流し、澄海岬やらアツモリソウ群生地を見て回った。香深港へと引き返していると遂に雨が降り出して合羽を着るはめに。香深港にもどり、「ちどり」に皆のお勧め!ホッケのチャンチャン焼きを食べに行った。美味かった。ビールが飲めたら最高だろう。雨も止む気配なく早々に桃岩に帰り、午後からボ〜とする。広間で常連さん達がギターを弾いているのが心地よい。フォーク率高し。昭和だね〜
2000年 6月10日
桃の人達と花まつりへ
朝早く目が覚める、次に進む事を考える。居心地いいがそろそろ出ないといけんだろう。
今日は花まつり、少し荷物整理をしてバイクで出掛けた。途中で桃ホステラーの女子が歩いてたんで後ろに乗っけて港まで一緒に行った。(少し幸せ)10時半から挨拶とか島の安全を願う祈願とかあって11時からウニ雑炊、浜鍋、チャンチャン焼きが振る舞われる。念願のウニを食う、あああラッキーしあわせだ〜しかもタダ!礼文島の人達は良い人だ。レブンウスユキ草が礼文滝の方で咲いてるという情報が入り、昼から行ってみた。礼文滝に行くには礼文林道から脇道へ降りて行く、レブンウスユキ草発見!
礼文林道
礼文林道はトレッキングの人も多くブラインドカーブでは徐行する。するのだがいつの間にか調子に乗って走ってたんだろうバチがあたり、1コケしてしまう。スベッてく、あああ〜ヘルメットにゴツンと衝撃が、「ヘルメットがなければ即死だった。」そして今夜も宴会!歌う踊る。
2000年 6月11日
お見送り さらば礼文島 |
今日はお見送りをされる側になる。日曜日なので一般客多い。別れの儀式を見て「若いわね〜いいわね〜」とか言ってる。(ここに居る奴らは若くない)
「あっ」と言う間だった。5日間もいたのかシミジミ思った。もう2、3日居たらヤバかった。1ヶ月位は、居着いていた事だろう。船は稚内を目指す。
トシカの宿
今日の宿は、トシカの宿!
宿に着いたら桃で一緒だったKさん居た。「あれ?(いつの間に)」トシカの宿の晩飯はジンギスカン食べ放題だった・・・幸せ。
宿帳の職業欄には、「旅人、自由人、詩人、釣人、芸術家」とか書いてました。
2000年 6月12日
蟹の爪
紋別の道の駅にある蟹の爪モニュメントのデカさに驚いた。冬場に流氷が来た時、これを浮かべるそうだ。すると海の中から巨大蟹が手を出してる様に見えるらしい。サロマ湖付近でどしゃ降りになり雨宿り、すぐ止むかなと思ったがなかなかしぶとい。合羽着て先を進むことにする。網走付近で雨も止む、いい天気になりそうだ。
ばんえい競馬
北見で開催されている「ばんえい競馬」を見に行く。ばんえい競馬というのは、坂越えが幾つかある直線のコースで競走馬にオモリ付きのソリを引かせるレースなのだが、坂を越えると馬を休ませたり坂を越える前に休ませたり戦略的なものがあるらしい。よく判らないがオッズ見て馬券を購入する。負けた。よりによって1・2番人気で決まってしまうとは、今一よく判らないんで1レースだけしかやらなかった。豪遊の夢は静内に持ち越しです。
2000年 6月13日
網走監獄
今日は時間的に余裕あるんで、ブロックの無い前タイヤを交換をすることにした。
バイク屋の猫と遊んで時間を潰してると1時間もしないうちに出来上がる。予想していた出費だが結構痛い。これで安心して林道も入れるので良しとしよう。
博物館網走監獄で観光する。「仁義なき戦い」のテーマが頭の中を駆けめぐる。
二重施錠の扉や太い柱のある独居房などは妙に生々しい。展示の蝋人形が妙にリアルで、突然!動きだしビビった。
エゾシカ
知床目指し突き進んで行く、強風で真っ直ぐ走れない。今日は早々に宿に入るのだ。そろそろ洗濯もしたいし、知床に2・3日居るので知床岩尾別YHに泊まることにした。
ウトロから岩尾別に入りカーブが多くなるタイヤの調子を見ながらカーブを曲がって行く、カーブの先に何かいる!「えっ何」とか思ってるとエゾシカだった。そんなに簡単に見れるとは思ってなかった。
岩尾別YHに着く、見たような車が止まってた。Kさんが先に来ていた。
2000年 6月14日
ラウス岳
今日はオショロコマを釣りに行くので、朝から餌のミミズを掘る。
宿の近辺は国立公園なので釣ってゃいけないらしい。宿でポイントを聞くと「いくらでも釣れるんで食べる分だけ持って帰って下さい。あまり釣っちゃうとシマフクロウの餌が無くなるんで!今日のお客さん十人ですから、お願いします。」と言われる。十匹も釣れるのか?本土では考えられん。
オショロコマ
熊ノ湯の下流の砂防ダム付近で釣りを始める。仕掛けを投入すると、いきなりアタリがある。「ウグイでも群てんのかなあ?」と思ったらオショロコマが釣れた。群れてるのはオショロコマだった。日が高くなってタナが深くなるが、それでも入れ食い状態が続く。すると川滝さんがやって来た。熊ノ湯に入って次の目的地に行こうとしたらバイクが停まってたんで様子を見に来たそうだ。そして、Kさんは次の宿「とおまわり」へ走り去って行った。
2000年 6月15日
ジムニー
同部屋のMさんと行動を共にすることになる。彼は、とほ宿「風来坊」で1ヶ月ほどバイトした後、今は、風来坊のジムニーを借りて道内を廻ってるそうだ。
ジムニーに乗っけて貰い知床五湖に行く。知床五湖のうち一・二湖しか見る事が出来ない。なんでも、熊が近くに出たらしい。レンジャーの人がアンテナを持ち出して熊の行方を調べていた。発信器でも熊に付けてるんだろうか?
さすが(後の)世界遺産。観光バスが続々と到着する。そして、おばちゃん連中がケラケラ大声で笑いながらやって来る。
(俺が熊だったら此処には絶対近づかないけどね。)
知床五湖にて熊出没注意
今日も釣りをする。ルアーでやってみる、・・・ルアーのほうが良く釣れるみたいだ。さらなる大物を求めて移動、熊の沢滝に降りて行ってみる。名前からして出そうだ。しばらく歩くと熊の足跡を発見!ビビった。慌てて引き返す。
夕方、バイクで走っていると道路の真ん中に茶色い固まりが?良く見ると、20匹位エゾシカがいる。薄暗くなるとよく出てくるそうだ、しばらく停まって見ていると四方八方に逃げって行った。マサに野生の王国!
2000年 6月16日
知床峠 知床連山 |
結局観光もせず、ずーと釣りばかりしてたようなので、最後にフレぺの滝にでも行ってみる。自分が考えていたより距離がある。オフブーツで来るんじゃなかった。今日は知床峠で国後島がよく見えた。結構近いし高い山もあるみたいだ。羅臼に抜けて標津に向かう振り返ると知床連山がきれいに見えた。
開陽台近くの直線道路 開陽台 |
開陽台に行ってみる。やはり地球は丸かったが、アンテナが多いのが邪魔だった。
裏摩周湖 神の子池 |
裏摩周から見る摩周湖は、見事に晴れてた。これで又婚期が遅くなった。裏摩周から神の子池へ、神の子池は摩周湖の水が地下を通って湧水しており、エメラルド色をした何とも言えない神秘的な池だ、水の底に横たわっている倒木がよく見える。
コタンの湯
今日の宿は、のんき舎。早く着きすぎてしまったので、コタンの湯へ行ってみた。屈斜路湖がすぐそこにあり、雄大な景色が広がる。大きな岩で男女湯が区切られてるがあまり関係なさそうだ。
2000年 6月17日
納沙布岬
今日は納沙布岬へ行く。ほとんどカーブのない道をタダひたすら走った。根室の街を過ぎてから凄い霧。納沙布岬に到着すると、納沙布灯台の霧笛が響いていた。最東端達成!
お土産屋に入ると、「食べて行って」とテッポウ汁が出てきた。納沙布の人は良い人だ。
そしてまた走り出す。この後はずーと霧の中だった。
2000年 6月18日
コッタロ湿原
昨日に続き霧の中を走る。釧路湿原を目指し内陸に入っていくと快晴!
やっと太陽を浴びることが出来た。
釧路川の大蛇行を見ながら細岡展望台から岩保木山頂上への分岐を登っていく。途中何回か道に迷ったがなんとか頂上へたどり着く。阿寒連山を背景に釧路川の大蛇行と湿原の大パノラマ。
国道に戻り、塘路湖付近からコッタロ湿原に入っていく。間近に釧路川がありカヌーを楽しんでるひとがいる。カヌー出来れば身近に湿原を感じることが出来るんだろう。
コッタロ湿原を抜けると牧草地帯にでる。牧草地で餌を漁ってる丹頂を見つける、少し近づいてみる結構逃げないのでしばらく見ていた。丹頂は餌を探すのに忙しいようだ。
2000年 6月19日
二日間お世話になった「風来坊」にて
釧路湿原にあるキタコラン岬へ、釧路湿原で最も原生的状態が残されているとされる地区だ。
キラコタン岬
バイクを道ばたに止めて湿原の奥に歩いて行く。途中、馬の蹄の跡があって、馬で此処まで入ってる人達がいる事が判る。(そういうのも良いな。)30分くらい歩くと目の前に湿原!うね曲がる河や池沼はまさに手つかずの自然があった。
ホクレンで給油する。で!何とホクレンで去年の旗を手に入れる。ラッキー!昼から釣りがしたくてウロチョロ。ようやく釣れそうな場所を見つけて竿を出す。知床につづきここでも爆釣なるか?
が、四十センチ級のウグイが入れ食いになる。なんとか粘ってアメマスが一匹、やっと食える魚が釣れる。
2000年 6月20日
阿寒湖に抜けるダートです。
大移動日、鶴居村からダートの鶴見峠を越えて、阿寒湖に抜ける。大雪方面へ三国峠を越えて行く。層雲峡で休憩がてら観光。後は、ひたすら富良野に向けて走った。
2000年 6月21日
ラベンダー
今日は観光モードなのだ。麓郷の森で初恋・帰郷に出てくる五郎の家、草太兄ちゃんの牧場、春よ来いの一本の木、純や蛍が通ってた小学校。頭の中は北の国からのテーマソングが行ったり来たりしている。「ああ〜ああああ〜あ」
キタキツネ
ラベンダー羊ヶ丘でジンギスカンでビール飲んで昼寝する。至福の時だ。昨日の大移動がキイてる熟睡する。ニングル(妖精)の森に行く途中、キタキツネに逢ったのだ。使者は、しばらく様子を伺っていたが、再び森の中に消えて行った。
2000年 6月22日
高倉健
南富良野でポッポ屋のロケ地幾寅駅(幌舞)を訪れる。駅のまわりにセットが残っている。気分は健さんだ、「不器用ですから。」と独り言を言ってみる。狩勝峠を越えて帯広、さらに襟裳岬を目指す。途中チャリダーの女の子が元気良く手を振ってくれた。襟裳岬に到着、テーマソングが流れてる。今日は静内まで行く。しばらく腰を落ち着かせて競走馬のふるさとを見学するのだ。
2000年 6月23日
ブライアンズタイム
今日は牧場巡りをする。時期的に種付けシーズンなので見学できる所は少ない。主なところでCBスタッドと優駿スタリオンくらいで午前中CBスタッドに行く。フジノマッケンオー、マイシンザン、マーベラスサンデー、ナリタタイシン、エムアイブラン、サニーブライアン。ついこの間まで現役で走ってた馬達だ(当時は2000年)「いつぞやはお世話になりました」そしてナリタブライアンのお墓があった。手を合わせる。見学していると牧場の人が「今日バイトしないか?」と行ってきた。これといってやることないし、こんな経験滅多にないだろう。バイトする事にした。作業内容はというと、牧草地でブロック状に束ねられた牧草をトラックに放り込んでゆき、倉庫で整理する。コツを覚えれば結構出来るもんだが、かなりキツイ四時間もやってると腕がツってくる。バイト終って、あのブライアンズタイムを間近で見せてもらった。オーラ放ってたよ、感動だ!
2000年 6月24日
ウインズ静内
優駿の丘をブラブラし子馬を見て過ごす。午後からウインズ静内に行く。リベンジ!9レースから最終レースをする。なんとここで二万円儲ける。これ大きいよ!有り難う武騎手「へっへっへ!」これで小樽で上寿司が食える。
2000年 6月25日
美瑛の丘
今日は移動日、美瑛に向かう。
途中サイレンススズカのお墓参りのため稲原牧場に立ち寄る。途中、牧場の人と挨拶を交わし牧場内に入っていく。飴玉を数個置き手を合わせる。内陸に入ると無茶苦茶熱い、富良野のチーズ工場でアイスを食う美味!ラベンダーはまだ早いかと思ったが、ファーム富田に行ってみる。早く植えた畑なんだろう紫の絨毯を見ることが出来た。天気がいいので美瑛の丘を廻ってみる。有名な所は人だかりで、売店まである。夜、空を見上げると夏の星座が幅を利かせていた。
もう夏だ!
2000年 6月26日
牧草ロール
それにしても天気が良いので今日も美瑛の丘巡りをする。
バイクに乗ってブラブラと・・・
あの吹上温泉に行ってみるが人が多く、ゆっくり入っていられる状況ではない。道内最高所温泉の十勝岳温泉に行く。十勝岳を見ながら茶色の湯に入る。極楽極楽!
2000年 6月27日
小樽
朝から雨具着て出発。
ただひたすら小樽へ走って行った。小樽に到着、早速競馬で儲けたんで寿司を食いに行く。寿司が十五個出てきた。幸せ!
2000年 6月28日
今日も雨、雨具着たままフェリーに乗り込む。
さらば北海道、又来るぜ!
暇暇暇、風呂、飯、寝るの繰り返し。フェリーのなかで「ぽっぽや」を上映してた。これ最初見たとき泣いたんだよな、俺は涙腺弱いらしい。それにしても船の中で鉄道員とは、まあタイタニックは上映しないだろう。
2000年 6月29日
夕方、本土に着いてしまった〜。それにしても蒸し暑い。
2000年 6月30日
帰路の途中出雲大社に行く。
2000年 7月 1日
梅雨なのに本土上陸してから天気がいい。
明日法事があるんで帰ることにする。